本の紹介
本シリーズのうち「いまさら聞けない〇〇ってなに?」は「“たろう”と“はな”シリーズ」として構成され、M &Aにこれまであまり触れてこなかった社会人やM&Aを知りたい学生の方を対象としています。本書では、各種のDDとその実務について、物語形式でわかりやすく説明します。
~あらすじ~
メガバンク、ひかり銀行に勤める「たろう」。日本橋支店にいた際に担当した松岡内装のM&Aをきっかけとして、M&Aアドバイザリー業務を行うM&A推進室に異動してから早数ヵ月。上司とともにM&Aへの理解を深め、実務に活かし、トライアンドエラーを繰り返す日々を過ごしている。一方、ヒノマル自動車販売に勤める「はな」は、松岡内装へ部分出向中。両社の新規事業担当として忙しい日々を過ごしている。
たろうとはなの2人は、サークルの先輩であり、現在PEファンドと松岡内装の取締役を兼務する「降谷勇治」と、勇治の元同期であり、たろうの上司であるひかり銀行M&A推進室の「雅彦」に、よくM&Aを取り巻くさまざまな物事・実務について教えてもらっている。皆、勤めるオフィスが近いこともあって、日頃からタイミングよく会う間柄だ。
今回は、M&Aプロセスにおいて、その買収可否を検討するためのすべての基礎となる「デューデリジェンス(DD)」に関するお話……。
目次
第1章 そもそもデューデリジェンスってなに?
第2章 いろいろなデューデリジェンス
第3章 案件別デューデリジェンス
第4章 デューデリジェンスの関連業務
第5章 デューデリジェンスのアウトプット